案外多い、閉経後の膣のトラブル。
女性ホルモンの低下で想像もしていないことが起こります
💦
閉経後、「膣が乾く」「かゆみがある」「ヒリヒリする」といった不快感を感じる女性は少なくありません。
これらの症状の多くは萎縮性膣炎（いしゅくせいちつえん）によるもの。女性ホルモンの低下で膣の粘膜が薄くなり、刺激や感染を受けやすくなる状態です。
今回は、閉経後の膣トラブルをやわらげるセルフケアと病院での治療法を解説します。
萎縮性膣炎とは？
萎縮性膣炎は、エストロゲン（女性ホルモン）の分泌低下によって膣の粘膜が萎縮し、乾燥・かゆみ・痛みなどを引き起こす状態です。
自然な加齢変化の一つですが、生活の質を下げる原因にもなります。
主な症状：
- 膣の乾燥感・ヒリヒリした痛み
- 性交痛や出血
- おりものの変化（少量・黄色っぽい・におい）
- かゆみや違和感
萎縮性膣炎の原因
最大の原因は女性ホルモンの低下です。
膣粘膜を守る潤いが減り、膣内のpHバランスが変化することで、悪玉菌が増えやすい環境になります。
また、過度な洗浄・ストレス・糖尿病なども悪化要因となります。
セルフケアでできること
① 洗いすぎない
デリケートゾーンは常在菌がバリアの役割を果たしています。
石けんでゴシゴシ洗うのではなく、ぬるま湯で優しく洗うのが基本。
どうしても気になる場合は、pHバランスに配慮したデリケートゾーン専用ソープを使用しましょう。
② 保湿ケアを取り入れる
乾燥が強いときは、膣用保湿ジェルやデリケートゾーン専用オイルで潤いを補うのがおすすめ。
ヒアルロン酸・乳酸菌配合のものは膣内フローラを整えるサポートにもなります。
セサミオイルもおすすめですよ。
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③ 下着の通気性を意識する
化学繊維や締め付けの強い下着はムレやかゆみを悪化させます。
綿素材・ゆったりフィットを選び、1日1回は清潔なものに替えましょう。
④ 女性ホルモンをサポートする食事
大豆イソフラボン（豆腐・納豆・豆乳など）は、体内でエストロゲンに似た働きをします。
また、ビタミンEやオメガ3脂肪酸（アーモンド・アボカド・亜麻仁油など）も粘膜の潤いを保ちます。
取り入れやすいものばかりです♡
病院での治療
症状が強い場合は、婦人科での治療が効果的です。
- 膣用エストロゲン剤： 膣座薬やクリームで粘膜を修復。
- 保湿ジェル・軟膏： 乾燥やヒリヒリを和らげる。
- 感染がある場合： 抗菌薬や膣洗浄で治療。
病院では「痛みがある」「性交時に出血する」「おりものが異常」などを具体的に伝えると、より正確に診断してもらえます。
まとめ
閉経後の膣の乾燥やかゆみは、誰にでも起こり得る自然な変化です。
しかし、我慢せずケアをすることで快適さを取り戻せます。
「年齢のせい」と思わず、体と向き合い、やさしくケアしていきましょう。
みなさん、忙しいと思いますけど
自分の身体を大切に守りましょうね
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